この前「ニートがブログ書いてたらスカウトされた」という記事を書いたんだけど、タイトル詐欺というか、ちょっと大袈裟に書いてしまったせいか、一時的にもの凄くアクセスが増えた。
これまで1日あたり100アクセス前後という低水準で推移していたのに、例の記事を書いた当日と次の日のアクセス数は合計で2500にも昇った。プロガーならどうってことない数字なんだろうけど、個人的な日記感覚の僕にとっては全く未踏の領域である。
Smart Newsに載る
スマートニュースはテレビCMがちょっとウザいものの、新聞やメディアサイトの記事をまとめ読みできて非常に便利なニュースアプリだ。僕はほぼ毎日使っている。
その中に「はてな」のチャンネルがあり、はてなブックマークで注目されている記事をまとめて配信しているんだけど、なんとそこに僕の記事が載ったようで、スマートニュース経由だけで2000近くのアクセスがあった。
こういう、はてなブックマークとの連携の強さは、はてなブログ唯一のメリットと言えるかもしれない。
ちょっと逸れるが、一時期スマートニュースはただの違法転載アプリだ、って指摘があったんだけど、アクセス解析を見るに一応ネタ元(僕のブログ)にアクセスを送っているようだ。ただしネタ元サイトの広告はアプリ側で勝手に削除されており、実質サイトの広告収益は全てスマートニュース側にもっていかれるので、サイト運営者側の言い分もわかる。
でもこれを言い始めるとAdBlockなどの広告除去系プラグインにも絡んでくる話なのでなかなか難しい問題だ。
調子にのりそう
はてなブログには、気に入ったブログをお気に入りに登録すると、ブログ主に「読者が増えました」という通知が届く機能がある。これまでそんな通知は皆無だったんだけど、例の記事がきっかけとなり20人ほどがこのブログの「読者」になってくれたようだ。
読者側としてはおそらく軽い気持ちでお気に入り登録したんだろうけど、書いてる側からすれば記事を読んでもらえて嬉しい半面、その「読者」という響きが妙にくすぐったくて複雑な心境だ。
簡単に言うと、今は無駄に浮かれている状態。
ブログは誰のために書くのか
元々は自分が書きたいことを思うままに書くことがこのブログを始めた一番の目的だった。それなのに今回のように下手にアクセスが増えたせいで妙な下心が生まれる。もっと読まれたい、もっと拡散されたい、と。文章を考えているとそんな風に目的を履き違えそうになる一瞬がある。
もちろん人に読まれれば嬉しいんだけど、それはあくまで副産物であって、自分のためにブログを続けていたら偶然読んでもらえた、ぐらいに留めておくべきなんだろう。書きたいことを書いて人に読まれれば一番いいんだけど、それが出来たらとっくにプロになってる。
凡人にとっては、自分が書きたい記事と読まれやすい記事が全然マッチしない。なのに下手にウケを狙おうとするから、次第に書きたいことが書けなくなって、結局ブログ自体が続かなくなる、というのはかつての「にーとぽーたる」で経験済みだ。
だから僕は高望みはしないし、アクセス数に惑わされず自分のやりたいようにやっていきたい。
調子に乗りそうな自分への戒めというか、教訓としてこんなことを書いてみたわけだけど、今後また同じように記事がヒットするとは考えにくいし、こんな心配は限りなく無用だと今気付いた。