ニートワークエンジニア

浪人、留年、休学、中退、ニート、エンジニア。回り道人生を謳歌中

チープな出会いと別れ

去年の12月に某マッチングアプリで知り合った人と、昨日お別れした。

タイミング的には「コロナ別れ」だけど実際そうかもしれない。会う頻度が減ったのは確実にコロナの影響だけど、それでもなんとも思わなくなっていた僕の甲斐性の無さが原因なので、まあ結局のところ僕が悪い。相手に必要とされないと感じたらそりゃ寂しいし、一緒にいる意味がないのはよくわかる。よくある理由で振られるくらいには、僕もよくいる男になったということだろうか。

それにしても、今回の件で自分のことがますます信用ならなくなった。付き合った当時はすごく好きだったはずなのに、正直今はそのときの感情を思い出せない。今まであまり熱したことが無いというだけで、自分が思っているよりも「熱しやすく冷めやすい」人間のようだ。

思い返せば不満というか、もう少し手ごたえが欲しいなと思うことはあった。真面目で素直なとても良い人だったけど、意見が常識的過ぎるところがあって、時間が経つほどに「この人ならなんて返すだろう?」という会話のワクワク感を失っていった気がする(そういう傲慢な態度で相手を見ているわけだから、僕はもうこれ以上他人と深く関わらない方が良いかもしれない)。

言い訳がましいけど、出会いのきっかけがマッチングアプリであることも要因としてはあると思う。わりと簡単に何人もの人と会うことができるので、良くも悪くも「比較」ができてしまう。見るからに美人でモテそうな女性が嫌でも目に付くが当然そんな人とまともにマッチするはずもなく、「この人ならいけるかな...」という妥協感が加速していく。口では「キミしかいない」とか言ってみても、それは比較検討した結果の最良(最高ではない!)の選択でしかないはず。

それでもうまくカップルはうまくいくし、アプリはただのきっかけに過ぎないのかもしれない。実際4人に1人がそういう出会いから結婚するとも聞くし、それで幸せになる人を生み出しているなら素晴らしい仕組みだと思う。ただ、アプリで結婚したカップルの離婚率は気になるところだ。出会いがチープになると別れも簡単になるように思えてならない(バツイチの女性と会ったことがあるが、そういうパターンだった)。

こんなことを書いているのは、この新しい出会いと別れの形を一般化して、自分がただのクズ男だということをカモフラージュしたいだけなのかもしれないな。