ニートワークエンジニア

浪人、留年、休学、中退、ニート、エンジニア。回り道人生を謳歌中

サブカルバツイチ前夜

また性懲りもなくマッチングアプリを再開してしまった。別れたばかりとは言え、ちゃんとフリーだから今回は無罪。

前回は己に対する卑屈さが邪魔をして、自分から人を選べなかったのが敗因だったと思う。かつてのmixi (やったことない) のようにひたすら足跡を付けまくって釣れたらラッキーぐらいの気持ちで挑んだ結果、こんなもんやろという諦めとともに落ち着いてしまったけど、そういう妥協をきれいさっぱり拭い去るのはなかなか難しいということを学んだ。

とはいえ僕のスペックは一般市場価値が無いから、自分から行動したところで成果は知れている。今回は運営の誘導に忠実に従い自分から「いいね」ボタンを押しまくってみたが、50件近くアプローチして実際に会うところまで漕ぎ着けたのはたった一人。持ち駒というと言葉は悪いけど、本当にそれだけしか残ってない。

しかもこの唯一の駒がなかなか訳ありで、一言で説明すると「サブカルバツイチ3?歳」。おそらく自分には年上のパートナーが合っているという自覚はあるけど、5歳差以上は結構な冒険になる気がしている。

ただ、いろんな人とメッセージやビデオ通話でやり取りしていると、結局そういうクセのある人でないと面白くないと思ってしまうから本当に仕方がない。彼女は音楽が好きで、それも大衆的なノリではなく、ポストロック、インスト、ジャズ、フュージョンなど僕の好物にかなり近いし、逆に僕がもっていない絵画や彫刻などの芸術領域にも造詣が深く、また社会学や心理学、哲学方面の話もできる人だから、異性かどうかはもはや関係なく興味深い存在だ。多分僕はかなり夢中になってる。

酔った勢いでかなり調子にノッたことを書いているものの、自分に対する不安はしっかりとある。僕は前回も相手に対し、初めはこんな感情を持っていた気がするのだ。それなのに自分が捨てる側になってしまったことは大いに反省すべき点であるから、そこは気をつけないといけない。自覚が無いのが罪だけど、案外と僕は熱しやすく冷めやすいのかもしれない。

まあでもかなり無理矢理取り付けた面会ではあるから、普通にフラれて終わる可能性が非常に高いし、うまくいくビジョンは全く見えないからおそらくそうなるだろう。とりあえず今日はこの根拠の無いワクワクを大事にしながら、明日の本番に備えて眠ることにする。