ニートワークエンジニア

浪人、留年、休学、中退、ニート、エンジニア。回り道人生を謳歌中

優秀な人間と働けるだろうか

いい加減、次の仕事を決めないとなあと思っている年の瀬。

思い返すと2024年はなかなかに不安定な一年だった。起業したものの何度も方針転換を繰り返し、共同創業の相方との折り合いも悪くなる一方で精神的にかなり疲弊した。そして最終的にはすべて譲渡する形で僕だけ離脱してしまった。その後は10年来の知人の会社に誘われるも、僕がギリギリで辞退したことで彼を怒らせてしまい、絶交を言い渡されたりもした。

現在は前職の友人がいる芸能関係のA社、それと求人サイト経由で知り合った美容系のB社で、それぞれ業務委託のシステムエンジニアとして日銭を稼いでいる。ありがたいことにどちらからも正社員としてのオファーを頂けそうなのだが、なんとなくどちらか一社に絞って働く気になれず、とはいえ別の仕事を探す気にもなれず、そういう中途半端な状態のまま惰性で半年も過ごしてしまった。

特にベンチャー感の強いB社は、もともと社員登用を前提とした期間限定の業務委託契約ということもあって、年明けには返事をしなければならない。社員数名ということもあって、僕の返事次第では採用計画も大きく変わるのだろう。日に日に催促が増えていて、ちょっと焦っている。

B社を迷う理由をちゃんと考えてみる。

組織の規模感、メンバーとの関係性、自分の経験との相性、どれを取っても僕のなんとなくの希望条件とマッチしており、一般的に見て良い会社だと思う。年収も全然悪くない。一方で「ここで働きたい」という強い想いが湧いてこない。なぜなのか。

一つ大きいのは、事業内容が美容という僕の興味関心からかなり遠いジャンルであること。一緒に働く中で少しは興味も出てくるかと思ったが、4ヶ月経っても未だに変わっていない。自分なりに業界について勉強したりもしたが、やっぱり僕の普段の生活との関わりが無さ過ぎて、どこまで行っても夢中にはなれない気がしている。

あとは最近、メンバーに対して少し懸念を感じる出来事があった。

メンタルの問題で休職を繰り返す社員がおり、来月末に正式にクビになる人がいる。たしかにちょっと常識や周りとのノリがズレている印象はあったが、本人と少し話してみて、彼女があそこまで自信を無くす理由が僕には理解できてしまった。他のメンバーが優秀過ぎるのだ。

揃いも揃ってみんな高学歴で、僕も学歴なんて関係無いと信じたいものの、やっぱり論理とか言語化となると明確に違う。その上、コンピューター科学もやらずにエンジニアになった彼女には、とてもついていけない、大きな壁に感じてしまったんだと思う(もちろんそれをバネに這い上がる人もいるわけで、彼女自身の問題も大きいとは思う)。

何でもオープンに、論理的に議論できる風土は、組織としては効率的で理想的かもしれない。ただ、それに馴染めなかったり、負い目を感じる人間はたくさんいるわけで、会社としてそのフォローが足りなかったんじゃないか。そういう疑念を僕は感じてしまった。

これがいわゆる心理的安全性というやつなんだろう。優秀なメンバーからの適度なプレッシャーは大切だと思いつつ、逃げ癖があったり自己肯定感が低かったりする僕も、明日は我が身かもしれない。

みんな優秀で人当たりも良い。普通に考えれば僕の今後のキャリアにとっても悪くない選択肢であるはず。なのになぜだか、ここに自分が加わるイメージを持てないでいる。この直感を言語化できない僕も、間違いなく『優秀』じゃない側の人間なんだろう。