ニートワークエンジニア

浪人、留年、休学、中退、ニート、エンジニア。回り道人生を謳歌中

Linuxでもエロゲって結構動くんだな

東京近郊で外こもりしている僕であるが、手元にあるのはWindowsではなくLinuxのノートPCのみ。Linuxは開発環境を整備したり、サーバーを動かしたりするのがとても簡単なので普段からメインとして常用している。

しかし当然のことながら、LinuxではWindows用ソフトウェアが動作しない。WineというLinux上でwindows環境を再現するエミュレーターが一応あるにはあるが、ゲームなどの複雑なソフトウェアはまず動作しない、というのが僕の中での常識だった。

話は全然変わるが、知らない土地で一人で暮らしているとやっぱり寂しさのようなものを感じてしまうためか、無性にエロゲがやりたくなっている。そして東京にはそこら中にソフマップがあるのでいつでも好きな時に中古ゲームが手に入ってしまうという「都会すげえ」な環境だ。

しかし僕が今使えるPCはLinuxのみ。果たしてWindows用に作られているエロゲをLinuxで遊ぶことはできるのだろうか。

ということで以前から気になっていたタイトルの体験版をWine on Linuxで走らせてみたわけだ。

ほぼ問題無し

結果から言うと、ほとんど問題無く動いた。試してみたゲームは以下の3つ。

大図書館の羊飼い」「グリザイアの果実」「終わる世界とバースデイ」

DirectShowが上手く動作していないのか、OPムービーが再生されないものもあった(どれか忘れた)。あとフルスクリーンにすると、座標を捉えきれていないのかクリック位置がずれたりするなど、挙動が不安定になることも多少あった。

それでも音声やゲーム進行に問題は無く、セーブデータが消えるというような不具合も全く無かった。

winetricksが便利

デフォルトのwineには必要最低限のライブラリしか用意されていないので、Windows用の代替フォントやDirectX関連ファイル、その他DLL系は個別に導入する必要がある。

それをGUIで一括で設定してくれるのがwinetricksというツールだ。画面の指示に従ってラジオボタンを選択していけば、自動でダウンロード、インストールまで完了する。非常に便利なのでwineを使うなら必須ツールだと言える。

あとポイントとしては、64bitのLinuxを使っていたとしてもwineで構成するwindows環境は32bitにしておく方がいいらしい。というのも64bitのwineに対応したライブラリが少ないようなのだ。

僕が使っているArchlinuxの場合だと、wineのインストール後にWINEARCH=win32という環境変数を設定してからwineを起動することで32bitのwindows環境が構成される。このあたりはArchlinuxwikiに載っているので参考されたし。

Wine - ArchWiki

これは本格的にWindowsを卒業できそうな気がしてきた。