ニートワークエンジニア

浪人、留年、休学、中退、ニート、エンジニア。回り道人生を謳歌中

血の気が多いヤツなら刺してますよ

前回 の続きを書く。先に僕自身の感想を端的に書くと、彼女は思っていた以上に感覚がぶっ壊れていて、ある意味可愛そうな存在で、そんな彼女の体を弄び、更に壊した僕の上司はどうしようもないクズだった。ただそれだけである。

前回ブログを書いてから3週間しか経っていないことが信じられない。その間、僕は人生で初めて摂食障害になり、友人の前では何時間も泣き続け、日中は吐き気のせいでまともに仕事が出来ず休みがちになっていた。最近になってようやくまともに食べられるようになったところだ。

メッセージを覗いてしまった翌日に彼女を問い詰めたが、残念ながら現実は概ね僕の想像通りだった。自分自身の反応も想像と同じで、やっぱり今は彼女を信じることが出来ないと告げ、交際、同棲は解消した。

サクッと書いたが、実際は彼女に善悪に対する僕との感覚の違いを説明するのに相当時間がかかった。しかし今でもまだ彼女は腑に落ちていないだろう。悪気が無いからだ。辛い過去や経験が彼女の倫理観をおかしくしたんだろうが、今の僕にはそれを受け入れる度量は無い。本当に可愛そうだが、僕には何もできない。

彼女経由で例の上司にも話が伝わり、僕は上司に呼び出されて二人だけで食事をした。てっきり謝罪があるのかと思いきや、「当時は本気だった」(←新婚1年目)とか「体の関係はあったが付き合ってはいない」とか、何の釈明にもならない(むしろ火に油な)発言ばかりで、終いには「彼女に君を薦めたのは私だ」とか言い出す始末である。

「じゃあ僕を彼女に薦めておきながらホテルには行ってたんですよね?」と指摘すると、一瞬何を責められているのかわからないような顔をした後で、初めて申し訳ないという言葉が返ってきた。自分とは貞操観念が異なる人種がいることは想像できるが、こんなにも近くに普通に存在していたことがショックだった。

彼女は仕事を辞めていない。僕は「辞めなくてもいい」とは言ったが、もし自分が逆の立場なら真似できないと思う。良いか悪いかは別として。

上司も普通に仕事をしている。彼との食事の際に僕が言った「もう少し血の気が多いヤツならこのナイフで刺してますよ」というセリフはあまり効いてないらしい。本当に刺すべきだっただろうか。


さて僕はどうしたらいいだろう。

転職も考えたが、こんなことで辞めるのは何か違う感じする。全く合理的ではないけど、その選択は「ダサい」と思う。勝ち負けではないはずだけど、今ここで逃げたら自分だけが負けた気がして、それだけはたまらなく嫌だ。ただのこだわりというか、趣味だなこれは。

というわけで全く不純な動機だが、仕事はもう少し続けてみようかと思う。憎しみを感じるほどの人間と一緒に働くことなんてそうそう無いだろうしな。